愛島セシルくんに会いにうたプリスターリッシュツアーズに搭乗した感想

 

 

 

 

 2022年9月。劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズが大好評上映中だ。ありがたいことに友人が誘ってくれて初搭乗を済ませ、本日自ら2回目のチケットを握りしめている。さあ、フライトの時間だーーーーーー

 

 私はオタクではあるのだが日々あちこちのコンテンツをフラフラとして生きている。現在は主に舞台を観に行っており、タカラジェンヌの私物をチェックしたり、2.5俳優さんにリプライを送る人のツイートを見に行ってその人が持つ最新情報を手に入れるなどして暮らしている。

 

 うたプリに関しては、ゲームはAASSまで、アニメは全部見て放送されているときはCDも買う、プリライがあればチケット戦争に参戦するといった具合だ。大きなイベントの時は戻ってくるが、展示やドラマCDは追いかけていない、ライトファンというか、お祭りに乗っかる適当な都合の良いファンである。コンテンツに対して申し訳ないとも思うのだが、いつ何に触れても、アイドルたちは優しく迎えてくれるのでその時その時を楽しんでいる(365日捧げてほしいなどと歌われることもあるので、彼らの本心は分からないが……)。

 

 あとジャンルのファンも優しく迎えてくれる。熱心なファンが多いことで有名なジャンルだが、優しい人にしか会ったことがない。

 

 私は愛島セシルくんを応援しているのだが、みんな「セシル可愛いですよね!スータセシル!マイプリンセス!」と言ってくれて、本当に嬉しい。私はセシルくんの王子様で可愛くてマイプリンセスと言ってくれるところが大好きなのだ。

 

 さて初搭乗の日のことを振り返ろう。長年の付き合いの優しい友人が映画のチケットをおさえてくれたのだが、同日にアニメイトカフェの予約にも当選しており、私を招いてくれた。店内は平日にも関わらず満席、大盛況だ。機内食みたいなメニューを食べ(機内食だった)、ナイフをキーコキーコしてクレープを食べ、コラボメニューを満喫する。店内には映像も流れていて期待は高まる。映画について何の予習もしていない私に友人は優しく解説をしてくれ、あまつさえ何の手札もない私に入場特典を無償でくれたのだ(実際この後に搭乗した際、入場特典は終了していたので本当に感謝している)。

 

  そこで私は友人の推し(真斗)を引いて恩返しかつ良いところを見せたいという、よこしまな思いからカフェでシュシュを1つ購入したのだが、結果的に友人の元にはちゃんと真斗がやってきて、私の手元には友人が交換を探してくれて音也くん→那月→セシルという流れを経て推しがやってきた。結局私が推しを手に入れただけであった。

 

 うたプリに限らず、出会ったオタクはみんな親切だ。グッズなんて情け無用、等価交換か金銭の物理で殴るものかと思っていた過去の自分を穴を掘って埋めてやりたい。大事な友人の今後の人生に幸(ランダムで推しを引くこと)多からんことを祈り、セシルくんの特典と、翔セシルのコースターを大事に鞄にしまい、いざ映画館へ出発する。

 

 この回は無発声応援上映。無言でペンライトを振る回だ。数年ぶりにペンライトの電池を入れ替えてきており、準備は万端。予告が終わり、カチカチと点灯を確認する。いよいよツアーの開始だ!!!

 

 

〜適当ファンの初見の感想(記憶喪失のため順不同)〜

初見だったので何も覚えていない。飛行機多いな全員機長は予想外だと思ったのと、レンが完全に宝塚じゃんスパニッシュショーのトップスターの資質がある。宝塚にも御曹司という非公式の単語があり、絶対御曹司育ちじゃん…と思っている(分からなくて大丈夫です)。あとは音也くんがギターを弾いて心が焼け野原、真斗の曲でレンが出てきて興奮して申し訳ないが曲全然覚えてない(友ごめん)、なっちゃん歌うめえな可愛い極まれりこれも宝塚のショーじゃんコラボしよ、トキヤ顔がいいなんこれミュージカルかいと思ってるうちに終わったほんとごめん、翔ちゃんすげえ飛ぶじゃん可愛いそりゃメンバーみんな見るわ、セシルくん登場から寝そべり王子様、しかし可愛い一方で色香と気品を漂わせ、もはや王の風格を感じさせる。しかしそこに、観客を惹きつけてやまないあどけない輝きと、類いまれな声帯から発せられる天性の甘い歌声が加わり、彼はーーーー彼の天職はアイドルなのだーーーーと思わざるを得ない。私はこの瞬間に立ち合えたことへの感謝の涙を流しながら、黄緑色のペンライトを振るのだーーーー。

 

 かろうじて記憶があるのはソロ曲までだ。あとはなんも覚えてない。本当になんも覚えていなかったので、映画が終わった後に友人から説明を受ける。一体どこが「大好きver」であったのかなど、非常に勉強になった。

 

 しかし記憶喪失のままではイカンと自ら二度目の搭乗を決めた次第だ。結構離れていたのですが自らチケットを取らせるくらいうたプリってすごいコンテンツなんだよなあ。

 

 そんなわけで本日、近くの映画館でソロ搭乗だ。出来るだけあちこち見て覚えていようと思うのだが、やはりライブなので楽しむことも大事かなと、身を任せるした。そしてまた何の記憶も無いのだろう。それで良いのだ。スターリッシュツアーズ心の底から楽しい。アイドルありがとううたプリありがとう優しいファンありがとう!!!私は今後もこんな感じの距離感のファンだけれど、楽しくコンテンツと生きていきたいと思う。